TOEIC、民間資格ですが、若かりし頃受験した記憶があります。不正受験のニュースがあり、率直な感想があります。
甘い確認、日本の試験「ビジネス」の標的か 中国人大学院生のTOEIC不正受験https://t.co/qzjzpphNYV
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 6, 2025
5月に運営側から警視庁野方署に相談があり不正疑惑が発覚。会場に現れて想定通りの仮受験票の発行を求めた王容疑者を、待ち構えていた警察官らが取り押さえた。


管理人sohは、一応資格マニア活動家として、あらゆる関係法令に基づく国家試験を受験してきました。
■📖目次
1️⃣本人確認の甘さ
2️⃣不正伝達手段としての無線
3️⃣すぐ出来る対応策
4️⃣まとめ
■1️⃣本人確認の甘さ
一般的に受験票忘れた場合の対応というのは、試験開始前、試験管からのガイダンスで、総じて「すぐ事務局にいって手続きをしてください」というのが一般的ですね。
該当する受験生がそのまま、受験出来ずに去っていったという事例は、これまで見たことがありません。
また、持参する受験票に添付して試験会場に来る場合、添付写真のサイズが明らかに違うものを貼って座っている受験生を見かけたことがありましたが、なんだかんだで受験していました。
イレギュラーな対応でも、なんだかんだで受験出来るんだなというのは、率直な感想です。
■2️⃣不正伝達手段としての無線
「連絡手段は無線だから、妨害電波を発信すれば良いんじゃないか・・・」ということになりますが、発信するには開局するのに免許が必要です。
無線従事者も配置しなければならず、いわゆるジャマーと言われる通信抑制装置は、試験会場に設置するのは現実的ではありません。
仮に常設試験会場であれば、対応可のハードルも下がります。
そうではない、頻繁に試験会場で使用される日曜日の大学であれば、なおさら出来ませんね。
📡総務省 関東総合通信局
携帯電話等の通信抑止装置(ジャマー等)について
https://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/re/info/yokusi/index.html
■3️⃣すぐ出来る対応策
①マスクを外す
②腕時計を外す
③本人確認の徹底
④携帯電話・スマートフォンを出す
④は、実際に運行管理者試験で経験したことがあります。用意された紙袋に入れて、封をしました。
■4️⃣まとめ
今回の不正は氷山の一角のように思えます。
現行の資格試験は性善説が前提にあるように思えますが、不正をしにくい環境作りを先ず第一にやっていくのが必要だと思いますね。
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