第一級海上特殊無線技士免許(一海特)取得体験記

一海特。海上特殊無線技士の最上位になります。この試験の魅力はなんと言っても、試験科目に「電気通信術」と「英語」が加わってくることになります。

第一級海上特殊無線技士免許
【第一級海上特殊無線技士免許】

管理人ソウは、「一級小型船舶操縦士」免許を所持しているので、この無線の国家資格に絡んでくる事になります。と言っても船もペーパー免許ですけどね・・・。



国家試験について

●試験日時

●6月期

●10月期

●2月期



●受験申請受付期間

試験月の2ヶ月前



●試験地

公益財団法人 日本無線協会の本部と各支部が指定する試験会場

●東京 本部

●札幌 北海道支部

●仙台 東北支部

●長野 信越支部

●金沢 北陸支部

●名古屋 東海支部

●大阪 近畿支部

●広島 中国支部

●松山 四国支部

●熊本 九州支部

●那覇 沖縄支部

管理人ソウは、東京・本部の建物で受験しました。支部は別施設の試験会場のようです。

日本無線協会 東京本部
【公財)日本無線協会 東京本部 江間忠ビル



●試験科目

●無線工学 12問
マークシート四肢択一

●法規 12問
マークシート四肢択一

●英語<英会話リスニング> 5問
マークシート四肢択一

●電気通信術
欧文通話表
50文字/分 の速度を 2分間
<送話>試験官へ口頭
<受話>解答用紙へ記入



●試験手数料

7,563円

因みに特殊無線技士の中では、一番お高い試験手数料になります。まあ、科目も多いし、「電気通信術」やるので試験官も多くなりますからね・・・。



●試験手数料比較(特殊無線技士)

●一海特 7,563円

●航空特 6,463円

●一陸特 6,363円

●国内電信 5,563円

●二陸特,三陸特,二海特,三海特,レーダー 5,663円



●合格基準

各試験科目6割以上

※因みに国家試験でなく養成過程という方法もあります。



勉強方法

●無線工学 ●法令

特殊無線技士の過去問題の書籍が出版されています。第一級陸上特殊無線技士(一陸特,国内電信)以外は網羅しているので繰り返し問題を反復し覚えました。

「第一級」とあるだけに難しそうに思えますが、比較的簡易です・・・。無線の試験に慣れている方にとっては問題ありません。

日本無線協HPにも過去問題3回分PDF形式でアップロードされています。

特殊無線技士 問題・解答集
【特殊無線技士 問題・解答集】



●電気通信術

「受話」「送話」という形式で実施します。感想としては、「受話」の方が難しいです。

●「送話」
「法令」「無線工学」「英語」「電気通信術<受話>」が終わった後(途中退室含)、整理券が配られ別室で順次実施します。
試験官と机を挟んで一対一で座って行われるので、緊張感はありますが、渡されるアルファベットが記載されている問題カードをある程度自分のペースで読み上げます。
だいたい50文字/分のペースより早くなると思います。

●「受話」
「法令」「無線工学」「英語」と同じ試験会場(部屋)にて放送で流れるので、解答用紙にアルファベットを記載する。
結構ペースが早く速記に近いイメージです。
当たり前ですが、放送は待ってくれません。頭で理解してもペンを持つ手が追いつかなくなる傾向があるので、反復練習が必要ですね。

管理人ソウは航空特殊無線技士(航空特)取得済です。「受話」「送話」同じ事をやります。詳しくは、そちらの記事をご参照ください。

因みに特殊無線技士の世界ではなく、無線通信士(ガチの方)の世界では、取得済であれば条件付きで免除されるようですね。なんちゃってラジオオペレーターの管理人ソウには関係ない話ですね・・・。



●英語

管理人ソウは英語が苦手というか、使う機会がないので耳が慣れていません。しかしながら、簡単な英語なので、それほど困るレベルでは無いように感じます。

リスニングなので特に意識したポイントがあります。

●何の事について聞いてくる会話か?
・時間
・場所
・天気
・状況
・速力 等

●出題の単語
 標準テキスト後半に単語リスト記載あり
・航海用語
・書類
・職名
・船の種類
・海域
・船位
・漁業
・魚種
・医療
・船体各部

解答はマークシートで四肢択一なので、正しい解答をマークします。
「何についての会話なのか」について、異なる選択肢が並んでいる場合が多いので、比較的消去法が出来やすいと思います。

出題方法や傾向に慣れる為、標準教科書と対応CDを購入しました。やっぱり耳で慣れないと厳しいと思います。

第一級海上特殊無線技士 標準教科書,CD
【第一級海上特殊無線技士 標準教科書,CD】



まとめ

特殊無線技士の中では、「英語」があっただけに、大変印象が深かった試験でした。この無線免許を使えるように、プレジャーボートでも所有しようかと思っています。宝くじでも当たって、超お金持ちになったらの話ですがね。

※試験についての詳細は公益財団法人 日本無線協会のホームページにてご確認ください。変更点等もあると思いますので。

●公益財団法人 日本無線協会
http://www.nichimu.or.jp/

「第一級海上特殊無線技士免許(一海特)取得体験記」への1件のフィードバック

  1. お疲れ様です。先ほどのクレーン・デリックの免許証「9」を指摘したものですが、貴殿の保有資格一覧を拝見して納得しました。やはり「9」でなく「1」でしたね。
    ちなみに小生は貴殿の1/3も保有しておりません。
    ・移動式クレーン運転士・クレーン・デリック免許(限定無し)・大型自動車一種/二種・けん引一種・大型特殊一種・大型自動二輪(GL1200IS保有/ユーザー車検20年間対応)・1級小型船舶操縦免許(1t漁船及び地元漁業権保有/サザエ・鮑・天然岩牡蠣 取り放題/笑)・2級海上特殊無線技士免許・3級アマチュア無線技士免許・危険物取扱者(乙4/甲種)・消防設備士(乙6)・1級機械保全技能士(機械系)・1級ボイラー技士・ボイラー整備士・その他技能講習/特別教育 ガス溶接技能講習・アーク溶接特教・フォークリフト技能講習・高所作業車運転技能講習・乾燥設備作業主任者技能講習・酸欠2種作業主任者技能講習・玉掛け技能講習・自由研削砥石の取替え特教 ・・・

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