電気通信術・電話<送話><受話>☎ 欧文通話表 フォネティックコード🔤

電気通信術 電話<送話><受話>、いわゆるフォネティックコードについて、実際どんなことを試験会場でやるのか・どんな雰囲気なのかという情報があまりないので、そのあたりを詳しく記していきたいと思います。

目次
■管理人sohの「電気通信術 電話(送話,受話)」試験がある免許取得順序

■試験科目「電気通信術 電話<送話><受話>」とは?

■試験日の大まかな流れ

■まとめ




管理人sohの「電気通信術 電話(送話,受話)」試験がある免許取得順序

・航空特殊無線技士(航空特)
   ⬇
・第一級海上特殊無線技士(一海特)

上記2つの特殊無線技士(特技)の経験談として記していきます。

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試験科目「電気通信術 電話<送話><受話>」とは?

■電気通信術

●電話 1分間に50字の速度の欧文(運用規則別表第5号の欧文通話表によるものをいう。)による約2分間の送話及び受話

・送話 文字数100 100点満点中80点で合格 2分間

・受話 文字数100 100点満点中80点で合格 2分間



試験日の大まかな流れ

試験日当日、最初にやるのが「電気通信術 電話 受話」になります。それが終わり次第続けて、無線工学、法規のいわゆる普通のペーパー試験になります。

【大教室にて】
1.電気通信術 電話 受話 2分間
(一海特は+英語リスニング)
   ⬇
2.無線工学,法規  
   ⬇
【別室にて】
3.電気通信術 電話 送話 2分間
終わった人から試験終了



試験対策-電気通信術 電話 送話 受話

電気通信術 電話(フォネティックコード)<送話>と<受話>2種類になります。

無線局運用規則第14条3 別表第5号に規定する欧文通話表による<送話><受話>になります。

電気通信術

ちなみに、個人的感想ですが、比較的<送話>より<受話>の方がぶっちぎり難しいです。

電気通信術の採点基準
【電気通信術 電話 <送話><受話>の採点基準】

■<送話>

受話と筆記試験の大教室を退出する際に、番号札が渡されます。その順番で別室にて送話の試験が実施されます。ちなみに筆記試験途中退出が早ければ早いほど、<送話>試験の順番が早くなります←重要✅>

送話の試験の部屋に入ると一枚の用紙が渡されます。椅子と机が用意されていて、試験官と一対一で机に向かい合い送話試験を始めていきます。「準備できたらご自身のタイミングで始めてください。」とそのように試験官に言われた記憶があります。

受験生一例「始めます、本文、エクスレー、アルファ、チャーリー、シエラ、ズールー(一拍置いて)デルタ、キロ、ケベック、タンゴ、ジュリエット(一拍置いて)・・・、終わり」

と締めくくります。2分間で100文字です。つっかえず、無難に終えたら試験官の反応で合格だなと言うのが分かります。ちなみに管理人ソウの場合は、送話終了後、アドバイスとして「もう少しゆっくりでも大丈夫でしたよ。」と言われた記憶があります。

因みに「送話した語字を訂正するには、「訂正」の語を前置し、訂正しようとする字の前2、3字の適当の字から更に送話して行うものとする」とされています。管理人sohは訂正する機会はありませんでした。

■<受話>

一枚の用紙が配布されます。合計100文字を記入していきます。流れてくる放送5文字ごとにワンクッションありますので、5文字 X 20ブロック 記入していきます。

欧文受話書き方の一例

上のような用紙に、放送で流れてくるフォネティックコードの単語について、文字記入していきます。記入する文字は、

1.大文字の楷書体

2.大文字の筆記体

3.小文字の楷書体 

4.小文字の筆記体 ← オススメ!

1-4のどれでも構いません。記入は使い慣れたボールペンや万年筆、鉛筆やシャーペンでも構いません。

ちなみに圧倒的にオススメなのは、小文字の筆記体です。
なぜなら、記入スピードを求め一画(で書ける文字が多い)で書こうとすると必然的にそうせざるを得ないからです。


管理人ソウは、小文字の筆記体以外<受話>のスピードにはついていけませんでした。逆にあえてコレ以外選択する方はいるのでしょうか?

ちなみに書くものは何でも良いですが、鉛筆がオススメです。そこそこ書くときの抵抗感、芯の折れにくさが速記の際には必要だなと感じました。

(例)
<流れてくる音声放送><用紙に記入する文字>

エコー e
ホテル h
ユニフォーム u
エクスレー x
ウイスキー  w

(ワンクション時間を置いて・・)

デルタ d
アルファ a
シエラ s
ジュリエット j
チャーリー  c

(ワンクション時間を置いて・・)
(繰り返しつづく・・・5文字のブロックを20回繰り返す。合計100文字。)

You Tubeで「フォネティックコード」や「電気通信術」など検索すると、練習に使えそうな動画が出てきますのでオススメです。



まとめ

電気通信術 電話(フォネティックコード)は<送話>より<受話>に対応できるかどうかが合否の分かれ目だと思っています。

<送話>は自分のタイミングで可能ですが、<受話>は音声放送が流れてくるため、アルファベットを書くペースが一旦崩れると、どうにもならなくなります・・・。

航空特、一海特の受験両方で電気通信術 電話 <送話><受話>、同じことをやりました。

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航空特、一海特どちらかクリアしているのであれば、電気通信術 電話<送話><受話>は免除でも構わないと思っている方は多いんじゃないでしょうか?

そのほうが試験する側も手間省けると思うのでうが・・・。何故やるのか不思議ですね。

因みに、特殊無線技士(特技)より上位の免許になると免除があるようですね。管理人sohはそこまでの予定はしていませんが・・・。

●公益財団法人 日本無線協会
https://www.nichimu.or.jp/