冷凍機械責任者の免状を取得するには、どういう方法があるかというのは、結構分かりにくいと思います。
冷凍機械責任者のうち、入門の第三種について記載したいと思います。
冷凍機械責任者
●第一種冷凍機械責任者
●第二種冷凍機械責任者
●第三種冷凍機械責任者 ← これ!
いわゆる「ビルメン4点セット」、「設備管理4点セット」の一角に入ってくる資格ですね。
ビルメン4点セット、設備管理4点セット
①第二種電気工事士(電工二種)
②二級ボイラー技士(二級ボイラー)
③危険物取扱者乙種第4類(乙4)
④第三種冷凍機械責任者(冷凍三種,3冷)
この中では、取得する為の方法・手段・手続きが一番分かりにくいです。(個人的感想)
管理人ソウが思うには、4点セットの中では、一番理解し難い・馴染みが無いという印象があります。
しかしながら、冷凍の技術というのは、普段生活する上において、かなり恩恵を受けている側面があります。
身近な冷凍技術
●エアコン
●冷蔵庫・冷凍庫
■取得するには、どういうルートがあるか?
例えとして、自動車免許(普通一種)と比較するのが分かりやすいと思います。
車の普通一種を取得するには、皆さんどうしていましたか?
ほとんどの人は、指定自動車学校(教習所)に通い、自動車学校で「技能試験」を実施して、運転免許試験場で「学科試験」・「適正試験」を受験したはずです。
実は、冷凍三種も同じ様なシステムがあります。
(例)普通自動車運転免許を取得したい
・・・指定自動車学校 経由
●指定自動車学校に入校
↓
●指定自動車学校「技能試験」合格
↓
●運転免許試験場で
「適性試験」・「学科試験」合格
(「技能試験は免除」)
↓
●免許取得!
(例)普通自動車運転免許を取得したい
・・・一発試験
●運転免許試験場で
「適性試験」・「学科試験」・「技能試験」合格
↓
●免許取得!
第三種冷凍機械責任者免状を取得したい
・・・高圧ガス保安協会 経由
●高圧ガス保安協会「講習」3日間休まず出席
↓
●高圧ガス保安協会「講習検定」合格
↓
●第三種冷凍機械責任者試験「法令」合格
(「保安技術管理」は免除)
↓
●免状取得!
第三種冷凍機械責任者免状を取得したい
・・・一発試験
●第三種冷凍機械責任者試験
「法令」「保安技術管理」ともに合格
↓
●免状取得!
普通運転免許と冷凍三種、無理くり比較してみましたが、何となくおわかりでしょうか?
車の指定自動車学校が高圧ガス保安協会というイメージでOKです。高圧ガス保安協会経由の方が、難易度がグッと下がります。(その代わり出費は多い)
■高圧ガス保安協会の講習について
高圧ガス保安協会は、高圧ガス保安法に基づく「講習」・「検定」を行っている機関になります。
第三種冷凍機械責任者機械の「講習」を受講したあとに行われる「講習検定」に合格すると、国家試験の試験科目「法令」「保安技術管理」のうち、「保安技術管理」科目が免除になります。
<高圧ガス保安協会>
●「講習」・・・受講
●「講習検定」・・・合格→<国家試験>「保安技術管理」免除
↓
<国家試験>
●「法令」・・・受験
●「保安技術管理」・・・免除
■令和三年度(2021年度)講習スケジュール
高圧ガス保安協会のホームページにて既に発表されています。スケジュール変更なども考えられる為、詳細はそちらをご確認願います。
●高圧ガス保安協会ホームページ
https://www.khk.or.jp/
<1回目>
●申込期間
・インターネット申込 5/6-16
・郵便振替申込 5/6-14
●講習期間(例として東京)
6/7-9の3日間全て受講
※各都道府県により日付が異なります。
<2回目>
●申込期間
・インターネット申込 11/15-28
・郵便振替申込 ?
●講習期間(例として東京)
1/18-2/19期間内のうち3日間全て受講
(具体的な日付はまだ未定)
※各都道府県により日付が異なります。
■高圧ガス協会の講習の申込タイミングを逃さない!
一番重要な事項かもしれません。申込期間のできるだけ早い段階で申込しましょう。
なぜなら、期間内に申し込みした人全てが講習に参加できるわけではないのです。先着順になります。
先ず、この事を知っておかないと、第三種冷凍機械責任者機械免状取得する為のスケジュールが全ておじゃんになるわけです _| ̄|○
■高圧ガス保安協会の講習の申込は先着順!なので即満席!
3日間の「講習」はだいたい連続3日が多いです。その後に「講習検定」試験が1日あります。
先ずはじめにやることは、仕事がある方は、有給休暇を早々に提出するしかありません。
まあ、現在サラリーマンでスキルアップの為、会社に行ってこいと言われて受験する方は、気にすることのない話ですが・・・。
■高圧ガス保安協会「講習」3日間全日参加!
ホームページから講習の申込予約をして、講習の日を迎えるわけですが、どんな事があっても3日間全て出席しなくてはなりません。
昼食時間を挟んで、午前午後みっちり講義を受ける事になりますが、寝てはいけません。
講師の方が、テキストを元に講義を進めていきますが、非常に重要なポイントをおっしゃっていただきますので、「蛍光ペン,マーカー」と「付箋紙」が必要になってきます。共に3色程あったほうが良いと思いますね。
その非常に重要なポイントが、後の「講習検定」試験に関わってきますので、決して聞き逃してはいけません。寝てもいけません。
■そして高圧ガス保安協会「講習検定」試験に合格する!
「講習」で習った内容を踏まえて、「講習検定」試験を受験することになります。講習で教わった非常に重要なポイント付近をしっかりと頭に叩き込めば、合格に近づくはずです。
令和3年度(2021年度)高圧ガス保安協会
「講習検定」試験
<1回目>2021.7/4
<2回目>2022.2/27
「講習検定」試験は、日曜実施だと思います。なぜなら、学生がほぼ居ない大学のキャンパスを会場に使うからです。この辺りは、他の国家試験と同様ですね。
■後の国家試験に備える
高圧ガス保安協会の「講習検定」試験に合格すれば、国家試験は「法令」のみ受験となります。
●法令・・・受験
●保安管理・・・免除
覚えることが少なくなるので、相当楽になると思います。
■まとめ
とにかく先ずは、高圧ガス保安協会の「講習」を受講するのが免状取得の近道ですので、申込タイミングを逃さないことが大変重要です。
高圧ガス保安協会のホームページを頻繁に確認し、スケジュール調整をすることをお勧めしたいですね。
●高圧ガス保安協会ホームページ
https://www.khk.or.jp/