ボイラー整備士。労働安全衛生法に基づく免許試験になります。ボイラー技士とは違う役割を担います。しかも実務経験無しで試験だけは合格することが出来ます。
二級ボイラー技士免許取得後にやるべきことの一つとして、ボイラー整備士試験を受験することをオススメします。
やはりボイラーについて身につけた知識をそのままの状態で間髪入れず、試験申し込みした方が効率が良いですね。
時間を空けると頭に詰め込んだ知識も忘れてしまいますから。
管理人ソウは2015年6月に免許試験合格しました。
■ボイラー整備士とは? ボイラー技士との違いとは?
一定の大きさを超えるボイラー又は第一種圧力容器の整備の業務を行う際に必要な国家資格になります。免許ですので、これがないと業務でやっていけないです。
・ボイラー整備士・・・整備の業務
・ボイラー技士・・・運転の業務
ボイラー整備士は整備の業務なので、ボイラーの整備方法・洗浄方法・薬品・器具・計器についての知識が多く問われます。
■試験概要
■試験科目
1)ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識
2)ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に使用する機材、薬品等に関する知識
3)関係法令
4)ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識★
■出題数
1)10問(30点)
2)5問(20点)
3)5問(20点)
4)10問(30点)
■試験時間
・2時間30分
・科目免除者は1時間40分→★科目免除
■合格基準
各科目4割以上の得点かつ全体で6割以上の得点
■受験資格
不要
■科目免除
ボイラー技士(特休,一級,二級)免許を受けたもの→★科目免除
(他、対象者あるが省略)
■免許交付条件
免許申請する際に、試験合格通知書とともに実務経験等を証する書類の添付が必要となります。
■使用テキスト・問題集(マイナー故の教材の少なさ)
■テキスト
使用テキストは無しで受験しました。
ただ、一級,二級ボイラー技士試験テキストを見返したり、また、二級ボイラー技士試験の実技講習時で使った実技テキスト,ボイラー図鑑は写真や図が多いのでボイラー全体像のイメージが分かりやすいので、見返していました。
■問題集
「ボイラー整備士 過去問題・解答解説書 」TAKARA licence(著,編集)を購入し、繰り返し問題を解きました。解説も簡潔で分かりやすいためオススメです。
■勉強法
数年分繰り返すと出題パターンが分かるようになります。
ほぼ同じような問題が出題されたり、少し変えてあったりしますが、記載しているキーワード的なものは変わりません。
このあたりは、労働安全衛生法の免許試験、共通の出題傾向は確かにあります。5肢択一なので消去法も可能ですので、慣れてくるとスイスイと解けてきます。
また、直近の過去問題はHPにてpdfファイルをダウンロードできます。
■難易度
■日程調整の難しさ
二級ボイラー技士や衛生管理者試験は、ぶっちぎりに試験開催数が多いですね。日程調整しやすいと思います。
ただ、ボイラー整備士に関しては、年3回しかありません。
難易度が高いのは、日程調整の難しさでしょうか?因みに今年度はすべて平日です。
令和二年度(2020年度)
各センター共通(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州)
・6/17(水)
・10/6(火)
・2/1(月)
■試験問題内容の難しさ
試験問題で問われる難易度はそこまで高くないと思います。
ボイラー技士試験をクリアした方であれば難易度は気にすることはありません。
とにかく、ボイラー技士免許交付されたら間髪入れず、慣れているうちに試験申し込みした方が良いと思います。
■まとめ
二級ボイラー技士免許を交付された方が、ボイラー整備士試験を受験する方が多いと思います。
管理人ソウが受験した2015年当時は書籍もあまり無かったように記憶していますが、今現在は書店でも並んでいますね。需要があるということでしょうか?
管理ソウは、ボイラー関係に関して、
・二級ボイラー技士免許取得
↓
・一級ボイラー技士試験合格
↓
・ボイラー整備士試験合格
の順序で受験し、ひとまずお休みしています。
実務経験が無いので試験合格通知書もそのままに大切に保管するだけになってしまいますね。
いまのところ当該業界に進む予定はありませんが、いつの日か役に立てたいですね。
Tweet