一級ボイラー技士試験合格法

一級ボイラー技士試験は、二級ボイラー技士試験に合格し免許交付され保持者になると、受験資格を得ることが出来ます。

昔は、実務経験が無いと受験資格を得ることが出来なかったらしいのですが緩和されたようですね。



一級ボイラー技士とは?

伝熱面積合計が25㎡以上500㎡未満のボイラーを取り扱う作業については、特級又は一級ボイラー技士免許を受けた者のうちからボイラー取扱作業主任者を選任することが必要・・・(貫流ボイラーは、その伝熱面積の合計が500㎡以上の時を含む)





最短の合格方法

最も効率の良い合格術があります。
それは、「二級ボイラー技士試験合格 → 免許交付 → 一級ボイラー技士試験受験申請する」という、間髪入れず詰め込んだ知識をそのままぶっ込むという方法です。これが合格への近道で間違いないですね。



使用テキスト・参考書・問題集

■テキスト・参考書

「これだけマスター 一級ボイラ技士試験 南雲健二/著 オーム社」を購入。項目ごとに講義があり、項目毎最後に確認問題がある管理人ソウ好みの構成になっています。

ボイラーといえば南雲健二先生の本一択といっても過言ではありませんね。山田洋次監督の「学校シリーズ」の「学校Ⅲ」は、南雲先生が現:東京都立職能力開発センター講師時代のクラスがモデルで映画ではボイラーの技術指導もされていたとの事です。

これだけマスター一級ボイラー技士試験
【これだけマスター 居旧ボイラー技士試験 南雲健二/著 オーム社】



■問題集

ボイラー技士に問わず、労働安全衛生法の免許試験は、テキストを一読した後は、早々に過去問題集に取り掛かったほうが効率が良いですね。

早々に過去問題集に取り掛かり、数多く問題を解きます。最初はわからないかもしれませんが、設問と選択肢の文章を読んで正答を把握します。そして何故その答えになるのかを解答やテキスト記載内容で理解し徐々に憶えていきます。

労働安全衛生法の免許試験は、繰り返し過去問題をやるとパターンが見えてきます。ほぼ、過去問そのままじゃないかというのもあります。選択肢だけ微妙にいじっているのもあります。慣れてくると問題の設問・選択肢を見るだけで、すぐに選択肢の文章が誤っている記載や正しい記載というのが見えてきます。何より、マークシート一択なのがテンポよく解けてくるのが、心地よくなるくらいですね。

問題集は「一級ボイラー技士 過去問題・解答解説集 TAKARA license/著・編集」を購入しました。解答の解説が簡潔で大変分かりやすいですね。テキストで振り返りつつ繰り返しこなしました。

勉強の流れ
・テキスト
 ↓
・問題集(繰り返し)
 ↓    ↑ 
・疑問に思うところはテキストで確認



■ボイラーのイメージが思い浮かばない

どうしても実務経験がない免許マニアの弱点は、文字で書いてあることがボイラー全体像やどの部位を示しているのかが分からない時があります。

そこで役に立つのが、二級ボイラー技士の講習会で購入・使用したテキスト・図鑑になります。写真・絵図がたくさん使われいるので大変理解し易かったのを覚えています。試験勉強で使用するテキストは合格するために特化・最短に作られているので、時にイメージが湧かない場面が多くありますね。

ボイラー実技テキスト/ボイラー図鑑
【ボイラー実技テキスト/ボイラー図鑑】



■直近の出題された試験問題

試験実施機関HPに公表問題としてPDFファイルがUPされています。問題集を繰り返してから取り組むと解けるようになっているはずですね。

●公益財団法人 安全衛生技術試験協会
https://www.exam.or.jp



試験概要

■試験科目、出題数・配点、試験時間、合格基準

試験科目<学科>
・ボイラー構造に関する知識
・ボイラーの取扱に関する知識
・燃料及び燃焼に関する知識
・関係法令

●出題数・配点
・試験科目各10問 各100点 合計400点満点 

試験時間
・午前午後各2時間 合計4時間

●合格基準
・各科目の得点40%以上かつ合計60%以上

■受験資格

・二級ボイラー技士免許を受けた者
(他にもいくつかありますが、実務経験等が絡むので省略)

・公益財団法人 安全衛生技術試験協会
https://www.exam.or.jp



まとめ

一級ボイラー技士試験合格は可能ですが、免許交付に関しては、事業者による実務経験の証明書が必要になります。

管理人ソウはこの分野で実務経験は積めないので、試験合格通知を大事に保管するだけになりそうです。

なんせ、間近で稼働しているボイラーを見たのは、2級ボイラー技士免許発行条件1つである講習会での現場研修だけですから。

一級ボイラー技士試験合格通知書
【一級ボイラー技士免許試験合格通知書】

ビルメン4点セットあるいは設備管理4点セットの一角、ボイラー技士が扱うボイラーは、大規模な工場や施設にある設備になります。普段生活している上では見えない縁の下の力持ち的な存在で無くてはならない存在です。

ボイラー技士に限らずビルメン・設備管理の道は、実務経験を積んで勉強をして上位資格を取得し、さらに仕事に活かせれば、着実に自身のステップアップは可能な業界ではないでしょうか?

かつて、転職活動をした管理人ソウも未経験ながらこの業界に興味があり、書類審査通過→面接まで行った経験もあります。登録していた転職サイトでも興味持ってくれる企業はたくさんありました。

2020年の状況下、働き方が色々変わろうとしている中、普段目にすることはないボイラーなどの設備管理的な仕事というのは、現場仕事で対応するにあたって状況・場面により定型に収まりづらい業務だと思っています。改善・更新・新規設備導入・・・今後とも無くなることはないと想像しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です