小型船舶操縦士免許。
皆さんは、陸だけの乗り物の運転,操縦(車やバイク)で満足なのでしょうか?陸海空、3つのうち1つだけで満足でしょうか?
少なくとも、陸海空の最初の2つ「陸」「海」は現実的ですね。流石に「空」は、遠い未来にはもっと身近になるかもしれません。
ちなみに身近になるっていうのは、自分の意思で行きたいところに行ったり、操縦したり、経済的な負担という意味です。
ソウは2014年に、一級小型船舶操縦士免許と、特殊小型船舶操縦士免許を同時期申込みで取得しています。
■日本は海洋国家
島国ですので、もちろん海に囲まれています。
大陸ではないので、山地などを除くと人が住んだり移動したりする領土・面積は限られているなあと感じます。
領海、排他的経済水域となるとすごい広いと感じますね。これだけ海が広いのに、海に対するレジャーなり親しみなりがもっとあって良いんじゃないかと思っているのは、管理人ソウだけでしょうか?
■小型船舶操縦士免許の種類
3つの種類があり、出来ることが違ってきます。
1)一級小型船舶操縦士
・小型船舶で、海岸から無制限に操縦出来る。
但し、沿海区域の外側80海里(約150km)以遠の水域を航行する場合は、六級海技士(機関)以上の資格を有する物を同乗しなければならない。
2-1)二級小型船舶操縦士
・小型船舶で、海岸から5海里(約9km)までの海域を操縦出来る。
年齢が18歳未満の方は、操縦出来るボートの大きさが5t未満限定。
18歳に達すると、自動的に限定解除され、次回免許更新時に限定のない免許証が発行される。
2-2)二級小型船舶操縦士(湖川小出力限定)
湖や川だけに利用する総t数5t未満、エンジンの出力15kw未満の船を操縦できる。
3)特殊小型船舶操縦士
水上オートバイを操縦するために必要。湖岸や海岸から2海里(3.7km)までの水域を操縦出来る。
一級が上位ですので、もちろん二級で出来ることを含みます。
ただ、特殊は出来る事が別になります。
・一級小型船舶操縦士>二級小型船舶操縦士
・特殊小型船舶操縦士
今回は、管理人ソウの体験を元に、以下は、一級小型船舶操縦士免許について記載します。
■取得費用
2014年当時、「一級」と「特殊(水上オートバイ)」申込みで18万円台だったと記憶しています。
■取得日数
一級は平日4日コースで受講しました。
初日午前中にいきなり、「実技講習→実技試験」がありました。実技は、2日目に実施する方もいました。このあたりは限られた小型船舶の数・講師の人数の都合ですね。
いきなり、実技で大丈夫なのかとソウ自身も不安でしたが、丁寧に教えていただくので大丈夫です。「実技試験」もよっぽどでない限りは、大丈夫です。
■港町ヨコハマで取得
横浜出身管理人ソウは、取得当時、横浜在住でしたので、連日通いで取得しました。
ただ、海に面していない内陸在住の人は、海まで出てこないといけませんね。
少なくとも関東一円の方に関して言えば、連泊して観光がてら港町ヨコハマでの取得がおすすめです。
✅大桟橋(大さん橋)では、客船を間近で見ることも出来る
✅新港埠頭に新しく横浜ハンマーヘッドという客船桟橋が出来た
✅赤レンガ倉庫もあり、その近くには知る人ぞ知る海上保安資料館横浜館の工作船展示もあり
✅石川町駅➡山手の外国人居留地の建物➡港の見える丘公園 散策するのは大変おすすめのコース
✅中華街でランチ、ディナー
✅あぶない刑事ロケ地巡り
関内駅最寄りの横浜公園内「横浜スタジアム」は、横浜DeNAベイスターズの本拠地ですが、球場も一体経営してからは、正直びっくりするくらいの改修増設工事で、横浜大洋ホエールズ時代の球場とは、まるで雰囲気が変わってしまいました・・・。
■学校は あぶない刑事の初代港署
80年代後半に放映された刑事ドラマ「あぶない刑事」ファンは見慣れた建物だと思います。管理人ソウはコチラの学校で一級小型船舶操縦士免許を取得しました。
過去記事でガッツリ語っていますので御覧ください。
■試験対策
1)筆記試験
初めて学校に訪れた際、つまり受講申込時に、配布教材一式を持ち帰ることになります。
✅学科教本Ⅰ・Ⅱ
✅例題集Ⅰ・Ⅱ
✅実技教本
✅免許ケース→(これは受講には必要ない)
✅定規セット(三角定規・デバイダー・コンパス)→後に返却
✅海図参考資料
申込みしてから、受講初日まで時間がありますので、教材に関しては、目を通しておいたほうが無難ですね。ここで全てを記憶する必要はありません。
2)実技試験
不安に思う方が多いと思いますが、全く心配不要です。講師の方にマンツーマンで丁寧に教えていただくので問題有りません。教えていただいた通りにすれば大丈夫です。
主には・・・
✅係留の仕方
✅海上にあるパイロンを避ける(パイロンスラローム)
✅離岸・着岸
一番難しいのが着岸になります。操縦の腕前は、着岸が全てといっても過言ではありません。
■国が推進する「海の駅」事業
「道の駅」というのは、車やバイクに乗る方なら誰でもご存知だと思います。
地元の特産品や情報が集まっているので、まず旅行の際には立ち寄りたいですよね。スタンプラリー帳を持って、巡る趣味の方も多いんじゃないでしょうか?
海には「海の駅」というのがあり、マリンレジャーの振興拠点になります。
ビジターバース(来訪者一時係留設備)、トイレ、情報提供や、ホテル、レストラン併設したところもあったり、レンタルボート、イベント、朝市、漁業体験をやっているところもあります。
■「海」や「船」・「フィッシング」関係のイベント展示会に出向く!
なにはともあれ、小型船舶免許を取得するには、情報収集から始めましょう!
いきなり、学校に行って・・・というのは、結構ハードルが高いと思います。
海や釣りに関する大きいイベントというのは、年間を通してもかなりあります。(といっても2020年この現状下では無いんですが・・・通常の年であれば)
✅釣りフェスティバル
https://www.tsurifest.com/
✅ジャパンインターナショナルボートショー
JAPAN INTERNATIONAL BOAT SHOW
https://www.boatshow.jp/
✅うみ博
http://umihaku.jp/
✅公益財団法人 日本海事広報協会
https://www.kaijipr.or.jp/
小型船舶の学校も、もちろんブースを設け出展しています。先ずは、そのブースを訪れ、パンフレットをもらうなり、直接疑問や不安な点を説明員に聞くのが早いと思います。
■もう一度十代に戻れるなら 東京海洋大学に行きたい!
管理人ソウはいわゆる普通の文系大学を出ていますが、今思えば特色の有る学校に行ったほうが、面白かっただろうなと思います。
社会人になって数年が過ぎ30代になり、世間が色々見えてくると、いわゆる普通じゃ面白くないなと感じてしまいます。
🏫国立大学法人 東京海洋大学
https://www.kaiyodai.ac.jp/
こちらの大学も海に関するイベントには、ブースを設け出展しています。
もちろん若い世代・高校生くらいまでの学生をメインターゲットに出展しているわけですが、話を聞いてみると、集まってくるのは社会人ばかりで、管理人ソウと同じように「普通の文系大学ではなく、こういった特色のある大学に行けば面白かっただろうな」と口走ってしまう方が多いそうです。
まあ、でも管理人ソウ自身も十代を振り返って、限られた世界・視野で情報を収集し特色の有る道に進むというのは結構至難の技だと思いますね。
■まとめ
社会人の方にとっては、まとまった日数を空けなくてはならないので、それが一番の難関かもしれませんね。
予め先のスケジュールを有給休暇なりで、調整しなくてはなりません。
一度取得してしまえば、後は車の免許と一緒で、定期的に更新の講習(座学)さえ受講すれば、所持することが出来ます。
管理人ソウは2014年に取得してから、2019年に1回目の更新をしました。また、その記事も書きたいと思います。