大型自動車第二種運転免許。大型二種免許の技能教習から免状交付までの記憶を辿っていきたいと思います。
2014年、大型二種免許を取得しました。もうだいぶ時が経ちました。
神奈川県の運転免許試験場で交付を受けましたが、当時の古い建物から、現在は新築になりました。当時は、お手洗いなんて、びっくりするくらい昭和な雰囲気でしたね。
既に管理人ソウは東京都在住なので、用事がありません。
前編の記事(申込から学科)になります。
■技能教習・修了検定<1段階 場内>で難しかった課題
●鋭角
大型二種、最大の難関であり見所である鋭角。
自動車学校によって、微妙に傾斜になっていたり、目安としてアスファルト舗装の切れ目があったりします。
指導員もハンドルを切るタイミングなどアドバイスをくれるので、その通りにやれば問題有りません。
ただ、アドバイスをするとすれば、車はハンドルを曲げる「内側のスペースがなくなってしまうと何も出来なくなる」ということです。
また、切り返しは1回で行ければ良いですが、出来れば2回を想定して行ければ良いです。これは、前述の「内側のスペースがなくなってしまうと何も出来なくなる」に繋がる話です。
管理人ソウは結構こういった細かいテクニックを使う課題が大好きですね。
■技能教習<2段階 路上>・卒業検定 で難しかった課題
●路上で 上り勾配の交差点赤信号、停止 → 坂道発進
交差点赤信号で停止線に止まる場面がありました。
当然ながらギアニュートラル、パーキングブレーキでしばらく停車します。青信号になった時に、周囲・車内の安全確認をしてから
ブレーキ・クラッチを踏み
↓
2速に入れ
↓
クラッチを半クラ状態・アクセルをチョイ踏み
↓
パーキングブレーキを解除し前進
(実際は、もたつきを防止するために、交差する道路の信号、歩行者信号でタイミングを計り、周囲・車内の安全確認と上記動作を済ませます。)
普段、普通車でもAT車しか乗らないので難しいですよね。管理人ソウは、一度目の卒業検定で失敗しました。
交差点右折レーンにいたわけですが、青信号になったと勘違いし、停止線を超えてしまいました。検定中止です。
その交差点は、青にはならず、左折・直進矢印が出て、遅れて右折矢印が出るという変則的な交差点信号だった為です。焦りですかね・・・。
●急な下り坂での発進
この場面でも失敗談はあります。
クラッチ踏んだまま、動力が繋がってない状態で少し進んでしまって、そこから2速に入れて半クラッチで動力つなげた瞬間、強烈な衝撃を受けました・・・。
タイヤが転がればトルクがあるので、3速発進で十分対応出来ます。
●信号のない横断歩道
卒業検定コースで、「信号のない横断歩道」は超警戒するべきポイントの一つです。
渡ろうとしている歩行者が居て、待っていたら当然ながら停車しなくてはいけないので、大変わかりやすいです。
しかし、付近に人がいるだけでも停車しなくてはいけません。渡る意志が全く見えなくても、そのまま突っ走ると、一発で検定中止です。
付近に人が居たら・・・
停止線で停車
↓
渡る意志が無い事を確認
↓
周囲・車内確認し発車かつ徐行
普段の車の運転や安全意識が如実に現れるポイントでもありますね。
■試験場での学科試験と適性検査
指定自動車学校経由なので、当然ながら自動車学校でもらった書類を持参し試験場に行くので、技能試験は免除になります。
●学科試験
ソウが通った自動車学校ではパソコンを使って、いくらでもシミュレーション問題をこなすことが出来ました。念の為、市販されている問題集も購入しました。
●適性検査で難しかった検査-深視力
視力は大変良い方で未だに両眼1.5-2.0です。ただ、大型車になると深視力検査なるものが存在します。
両目で覗き込む検眼機のようなもので、3本の細い棒が見えます。両端の棒は目から同じ距離で固定されています。その間を1本の棒が前後に移動するので、平行になったタイミングを計ってボタンを押すわけですが、これがなかなか難しかったですね。
許容範囲内であれば問題ないのですが、自動車学校でも同様の検査機があるので、慣れるため何度も利用したのを記憶したのを覚えています。
■運転試験場での楽しみ
●食堂
フル免許なので何度も通ったわけですが、いつも同じ決まったメニューをオーダーしていました。
そこそこ胡椒をかけて食していましたが、胡椒といえばGABAN。見るたびに、どうしても宇宙刑事ギャバンを想像してしまいます。
新しくなった建屋の食堂にもチャーハン並びにGABANはあるのでしょうか?
●試験場試験(一発試験)の様子を観察
一発試験チャレンジされる方は、絶対に見ておいた方が良いです。
売店で、各種技能試験ごとのコース図が販売されています。もしくは、技能試験集合場所にコース図が張り出せれてもいます。
それ共に、外に出てコースを見渡せる場所から試験の様子を観察する事が大変参考になりました。(後にけん引二種、大特一種、大特二種取得した為)
受験者には緊張のためか、信じられない様なミスをする方もいます。
出発し、場内コースに出るわけですが、場内コースに出るための一時停止線を無視し、そのまま通過して即試験中止・・・なんていうのも見てしまいました。
因みに、昼休み時間中は場内コースが開放され、歩いてイメージトレーニングする事も出来ますね。合格が早い方は、良くコースを観察されている気がします。
試験場試験は平日しか実施されていません。使える時間は有効に使いたいものですね。
■まとめ
中型免許新設されて以降、大型二種 技能試験は大型車両(いすゞ エルガ)を使って、場内試験に加え、路上試験も追加されました。
因みに中型免許新設前の試験場試験(一発試験)は、現中型バス(いすゞ エルガミオ)で場内試験のみ。
より受験者としては、技能試験が厳しくなった分、規制緩和する措置として、指定自動車学校での教習(技能試験免除)も始まったわけですね。
技能試験は減点法ですがら、二種免許は80/100点までが合格です。
因みに一種は70/100点、当たり前ですがより厳しいです。
個人的な感想ですが、大型二種試験場試験(一発試験)は、厳しい関門だと思います。稀に道路上で検定中の大型バスを見かけることが出来ますが、そもそも受験者数がそれほどいないように感じます。
教育訓練給付金等も利用して、指定自動車学校に通うというのが無難だとは思います。土日や有給休暇(半休)も利用して教習を進めることも十分可能です。
Tweet